
人は1日に約28,800回呼吸をしていると言われています。
そのうち1日にご自身の呼吸への気付きはありますでしょうか。
私たちは見えないものに対して、意識を向けるのを忘れがちになります。
呼吸を整えることが瞑想の第1ステップ。
より深い瞑想を体感する秘訣です。(「調息」と言われています)
私自身も瞑想を始めた頃は、ゆっくり呼吸することに慣れず、
呼吸をすることがとても苦手でした。
正確には、「呼吸に意識を向けることが苦手」でした。
きっとこのような方、多いのではないでしょうか??
パソコン、スマホの使用に、書き仕事、
自然と前かがみになることが多く、背中が丸い状態でいることが多い現代人。
この姿勢では横隔膜をうまく使えず呼吸が浅くなり、深呼吸なんてもってのほか。
また集中することで、無意識に呼吸は止まっています。
私も瞑想すると、呼吸がうまくできない自分に驚いた記憶があります。
人間の体は、緊張すると自律神経の一つである交感神経が、
リラックスすると同じく自律神経の副交感神経が優位になります。
息を吸うときには交感神経が、吐くときには副交感神経が働きます。
息を吸えば体は緊張し、吐けばリラックスするという仕組みです。
そこでまずは姿勢を整えることから。
背筋を伸ばせば、深い呼吸がしやすくなります。
次に、胸を、クッと張ります。胸が開き、横隔膜が使えるようになります。
そして、肩。肩をすくめるようにして力を入れた後、一回力を抜いてみてください。
そうすると肩が落ちて、緊張がほぐれやすくなります。
続いて呼吸。
まずは息を、長く吐くことを意識してください。
●5秒かけて息を吸う
まずは胸が開くような姿勢をとり、5秒かけてゆっくりと息を吸う。このとき、交感神経が優位になり、アドレナリンが分泌されることで、体が自然と緊張した状態になる。
●10秒かけてゆっくりと吐き出す
吸いこんだ息を、その2倍の時間をかけて吐き出す。
息を長めに吐くことで、血中の二酸化炭素の濃度が高まります。
これにより、感情の昂ぶりを抑え、精神の安定をもたらす神経伝達物質・セロトニンの分泌が増える効果があります。
私の場合、大体5秒吸って、10秒かそれ以上かけてゆっくり吐いています。
もし辛く感じるようであれば、短くても大丈夫です。
吐く息の長さが吸う息の2倍ぐらいになるようにしてみてください。
3秒かけて吸ったら、6秒かけて吐くというような。やりやすい方ででいいのです。
呼吸は、鼻と口、どちらでも構いません。
そこに意識を向けるよりも、息を吸って胸や腹が膨らむ感覚と吐いていくときに縮んでいく感覚に集中するのがいいです。
呼吸は人間の感情にさまざまな影響を与えます。
イライラしているとき、ゆっくりした呼吸をすれば気持ちが落ち着く。
瞑想時だけではなく、日常生活でも姿勢や呼吸を意識しましょう。
とにかく、ゆっくり、深く呼吸することを心がけてみてください。
少しでも呼吸に「気付き」を。きっと身体は喜んでくれますよ✨
Feeling Meチャンネル
▶︎▷ https://linktr.ee/feelingme
▶︎▷ https://instagram.com/thezen_feeling.me?igshid=11d7l8mo3j12n